犬のフケの原因は、単なる乾燥肌からカビやダニ等の病気による体の防御反応の一つかもしれません。
犬のフケは少なければ問題はとくにないですが、あまりにも量が多かったりすると心配になってしまうと思います。
フケの原因は単なる乾燥肌からカビやダニ等が原因の病気の可能性もあります。
そんなフケの原因突き止め、対策をしていきましょう。
フケとは?:
古くなった皮膚が剥がれたものをフケと呼びます。
皮膚は代謝を繰り返しおり、当たり前のようにフケが出てくるものなので、少しフケが出ている位なら問題ありません。
しかし、毛の上に乗っかるくらい大量にフケが出ていたり、少し触っただけでにフケだらけな状況はどこかしらに問題があります。
黒い毛の犬の場合はフケに気づきやすいですが、白い毛の犬の場合、気づきにくいので毛をめくって直接皮膚を見るようにしましょう。
たまに見てあげることでフケに早く気づくことができ、早めの対処ができるはずです。
フケの原因と対策を知ろう:
シャンプーのしすぎや洗い残しが原因
シャンプーをし過ぎると肌をバリア油分まで落としてしまい、フケが出てしまう場合があります。
シャンプーは多くても2週間に1回程度に抑えるほうがよく、通常は月に1回程度のシャンプーで十分清潔に保てると思います。
また、シャンプーの洗い残しがある場合も、残ってしまったシャンプーが原因でフケや痒みの原因となってる場合もあります。
シャンプー後に痒がったりする場合は、そういう可能性もあるかもしれません。
それでも改善されない場合、シャンプーが体に合っていない場合もあるので、低刺激のシャンプーに変えてみるのも一つの手です。
栄養不足が原因:
意外と見落としがちなのが栄養不足によるフケです。
粗悪なドライフードや手作りドッグフードを与えている場合、被毛の健康を維持する栄養素が足りなく、フケが出たり薄毛になってしまいます。
皮膚の健康を維持する栄養素は体内で作ることができないため、食事から取る必要があるの栄養素は、必須脂肪酸といわれています。
必須脂肪酸には、オメガ3脂肪酸と(α-リノレン酸)オメガ6脂肪酸(リノール酸)があります。
手作りドッグフードを与えている場合、栄養管理がとても難しく、逆に栄養が偏ってしまいフケの症状がでてしまうことがあります。
その場合、良質なグレインフリーのドッグフードに切り替えることによって、必須脂肪酸など全体の栄養バランスが満遍なく摂取できるのでオススメです。
こちらの記事に書いてあることを参考にすれば、栄養素不足が原因のフケは改善されるでしょう。
肌の乾燥が原因:
秋や冬の乾燥する季節にフケが増える場合は乾燥肌の可能性があります。乾燥肌はかゆみやフケをおこしてしまいます。
掻きすぎて皮膚が傷ついてしまうこともあるので、加湿器で湿度を60%前後に保つことによって皮膚にベストな環境にすることが出来ます。
カビの可能性:
シャンプー後に毎回毛を完全に乾かさないで放置していると、カビが繁殖してしまう原因になります。カビが原因でフケが増えて、更にカビを繁殖させてしまう悪循環となる場合があります。
なるべく皮膚が濡れてる状況を作らないようにして、シャンプー後は必ずドライヤーで完全に毛を乾かすようにしましょう。
また、定期的なブラッシングも皮膚を適度に刺激をして新陳代謝を促すので効果的なフケ対策になります。
犬の皮膚は人間より半分以下の薄さしかなく、カビやノミ・ダニなどの影響をとても受けやすいため、特に気をつけなければいけません。
アレルギーが原因:
食べ物やシャンプー、金属、またはダニ等のアレルギーが原因でフケや痒みを引き起こすことがあります。
アレルギーの原因は人間の花粉症と一緒で、アレルゲンという物質を体内に吸収してしまい、その許容範囲が超えてしまった場合にアレルギー症状であるフケや痒みなどの症状を引き起こします。
アレルギーの対策はアレルゲンと思われる物質を取り除くことで、アレルギー症状が弱まっていきます。
下記アレルギーの元となるものなので、1つずつ試しに変えてみるのも手です。
●シャンプー
●金属
●プレミアムフード
プレミアムフードは主原料によく使われているチキンアレルギーの子も多いので、チキンから良質なラムやフィッシュ等のプレミアムフードに変えてみましょう。
皮膚病の可能性:
●ダニによるフケや痒み
疥癬やツメダニ症などの原因によって、フケや痒みなどの症状の場合があります。
獣医と相談をしてダニを弱らすシャンプーや薬を貰いましょう。
ダニは公園などの草むらに生息していることが多く、近くに公園がある方はダニなどが原因によるフケの可能性があります。
ただ、薬をさせばダニはすぐに駆除できるので、対策をすることは簡単です。
●脂漏症
脂漏症は乾性脂漏症、湿性脂漏症、油性脂漏症の3つがあります。
皮膚が乾燥していたり、湿っていたり、油っぽかったりすると脂漏症の可能性があります。脂漏症は、臭いが強くなったりフケ等が増えてしまいます。
よく発症する犬種は、パグ、シーズー、シェパード、ラブラドール・レトリーバー、ウエストハイランドホワイトテリア、コッカースパニエルなどが多く、治すことは難しいので、角質溶解シャンプーで増えすぎた角質やフケをきれいに取り除いてあげましょう。
最後に:
単なるフケに見えるかもしれませんが、そのフケがもしかするとダニやカビなどが原因で体が反応している可能性もあります。
単なるフケをフケだと流さず、獣医さんと相談をして原因と対策を練っていきましょう。
また、栄養不足の場合は、ドッグフードをグレインフリーの良質なドッグフードに切り替えるだけであっという間に治ります。
原因を一つずつ潰していけば、きっとフケの症状から解放されるでしょう。
以上、犬のフケの原因は、単なる乾燥肌からカビやダニ等の病気による体の防御反応の一つかもしれません。でした。