犬猫生活

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元ペットショップ店員で今はトリミングサロン経営。愛玩動物飼養管理士1級保有のトリマーが犬猫のこと書きます。

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ブロガーのおすすめプレミアムフードでカナガンが多い理由

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Dog

動物業界に携わって9年経ち、色々なプレミアムフードを買ったり見たりしてきましたが、最近やたらネットでプッシュされているカナガンというプレミアムフードは、正直最近まで名前も聞いたことがないプレミアムフードでした。

 

 

カナガンとは:

原産国がイギリスで、獣医師が推薦するプレミアムフードみたいです。

最近流行りのグレインフリー(穀物不使用)、人工添加物不使用、全犬種全ライフステージ対応とのことで、最近の基本をキッチリ抑えられてるプレミアムフードという感じですね。

グレインフリーはアメリカで流行しているみたいで、その流れがその流れが日本にも輸入された形で入ってきました(カナガンはイギリスですが。。。)。

グレインフリーとは:

良質な穀物を使用している場合は、栄養も豊富で優れた原材料にもなりのにも関わらず、穀物=悪 みたいな風潮があまり好きになれません。

グレインフリーの傾向として肉の含有率が高く、食いつきはいいが、下痢をする確率が高く、当店のお客様もそういたた事例は少なくはなく、グレインフリーの弊害はあると感じています。

しっかりとグレインフリーが合うことを見極められれば、メリットも多いフードなのは事実ではあります。 

カナガンが何故オススメフードで多くあげられるのか:

じっくりと原材料や成分値など拝見した結果は、オススメ出来る犬にはオススメ出来ると思いますし、相性が悪い犬もいると思ったフードでした。

カナガンの原材料と成分値の評価:

カナガンの原材料は下記のようになっており、バランスが取れた原材料なのではないでしょうか。原材料の見方としては、一番先頭に書かれている原材料の比率が一番大きく、右にいくにつれて少しずつ比率が下がっています。

一番先頭に来る原材料はチキンやラム肉などの肉が先頭に書かれていることが望ましいです。

骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂3.1%、乾燥全卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、ミネラル、ビタミン(ビタミンA 16,250IU/kg、ビタミンD3 2,400IU/kg、ビタミンE 240IU/kg)、グルコサミン1000mg/kg、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン700mg/kg、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニスの実、コロハ 

 カナガンは51%が肉が原材料みたいなので、肉の比率がだいぶ高いため、下痢をする確率が他のフードより高くなるかと思います。下痢自体は体の不調のサインでもあるため、下痢をしやすい犬にはオススメできるフードではないでしょう。

粗タンパク質 : 33.00%
脂質 : 17.00%
粗灰分 : 9.00%
粗繊維 : 3.50%
水分 : 8.50%
オメガ6脂肪酸 : 2.80%
オメガ3脂肪酸 : 0.90%
リン : 1.42%
マグネシウム : 0.10%
ナトリウム : 0.24%
カルシウム : 1.86%
カリウム : 0.58%

 

粗タンパク質が33%とかなり高いのも、フードの原材料の半分がチキンということが影響していると思います。

チキン自体は栄養バランスも良く、安価なため世の中のプレミアムフードの大半はチキンですが、その影響かチキンアレルギーの犬も多いため、チキンアレルギーの犬にはカナガンはオススメできません。 

また、脂質も17%と高く、エネルギーを必要とするパピーフード並の水準の数値です。

活発な犬種で運動量も豊富な犬にはオススメかもしれませんが、室内犬であまり運動をしていない犬の場合は栄養過多になってしまう可能性があるので注意が必要です。

 

必須脂肪酸である、オメガ6の数値が若干高く、皮膚や被毛の状態を整える栄養素でもあるのですが、炎症を促進してしまう作用もあるので、炎症を起こしている愛犬に与える場合は注意が必要です。

ほんの少しの数値の違いだけでも、犬にとっては毎日与えるていれば大きな差にもなってきますので、炎症で悩んでいる方は注視してあげることが大切です。

ただ、炎症の原因も様々あるので、一概にオメガ6が高いから悪いというわけではなく、一つの判断材料として見ることが大切です。体がフードとの相性が良ければ、炎症が落ち着く場合も当然あります。

カナガンがオススメな犬種:

小型犬でも運動量が多い、トイプードル、ダックスフンドなど活発な犬種で、基本的にはおとなしい犬には避けたいプレミアムフードです。

肉の含有率が高く、食いつきが良いフードだと思うので、食が細い犬や食べムラがある犬に関しては、少量でも高タンパクでカロリーも普通にはあるので、オススメできるプレミアムフードだと思います。

 

カナガンに切り替える際は、今まで与えていたフードと最初から同じ量を与えるのではなく、今まで与えていた量より少なめに与えて、徐々に調整をしていくことをオススメします。今まであげていた量だと太ってしまう可能性もあるので、気をつけてあげましょう。

カナガンのデメリット:

カナガンのサイズ展開は2kgないようなので、1カ月位で程よく食べきれる犬種はプードルやダックス小型犬専用になると思います。シュナウザーやジャックラッセルテリアなど、小型犬でも食べる量が比較的多い犬はコスト的に他の選択肢のプレミアムフードの方がオススメです。

また、超小型犬のチワワやヨーキーの場合、1ヶ月で2kg食べれない犬も多いと思うので、犬種的にはだいぶ絞られてしまうと思います。

 

2kg展開のみということなので、あまり売れてないのかな?と不安になる部分もありますが、下手にサイズ展開をして売れないフードが増えて、賞味期限が短いプレミアムフードが世の中に出回るよりは、堅実で良心的なメーカーさんだと考えてもいいともいます。

カナガンのコスパ:

2kgで定価が3,960円なので、プレミアムフードとしては高くもなく安くもなくといったレベルですが、肉に使用量が多いことから、フードとの相性がいい場合はコスパはいいのではないでしょうか。

ただ、定期コースだと割引があるようで、7,000円未満で10%OFF、7000円〜20,000円未満で15%0FF、20,000円以上で20%OFFみたいなので、ヘビーユーザーは1回に6個程買えば20%OFFなので、1回3,168円ならコスパがいいプレミアムフードなのではないでしょうか。

賞味期限も製造から18カ月もつので、半年くらいでなくなるようならおすすめプレミアムフードで候補に上がってきてもおかしくはないと思います。

Dog food

最後に:

このフード自体は、一般的なプレミアムフードと比べ、成分値に癖があるプレミアムフードなので、愛犬の特徴を理解してあげて選ぶ分には良いプレミアムフードだと思うので、興味がある方は公式ホームページで確認してみてくださいね。

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