犬猫生活

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元ペットショップ店員で今はトリミングサロン経営。愛玩動物飼養管理士1級保有のトリマーが犬猫のこと書きます。

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トリマーが教える!犬を早く乾かすための方法とオススメ道具5選

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Bathroom To A Dog

家でシャンプーをされている飼い主さんは多いと思いますが、乾かす作業に時間が大変だと思われている方は多いのではないでしょうか。

トリミングサロンを経営していて、実際にトリマーとしても働いている私が教える、犬を早く乾かす方法と道具をご紹介したいと思います。

 

 

シャンプー前にブラッシングをする:

どんな犬種でもブラッシングをしておくことで、毛もつれなどが取れるので素早く乾かすことができます。

特にカットを必要とする犬種は毛が長い場合は、毛もつれが出来ている可能性があるので、シャンプー前にブラッシングをしましょう。

 

カットが必要な犬種

トイプードル

ミニチュアシュナウザー

ビションフリーゼ

ヨークシャーテリア

マルチーズ

シーズー など 

 

あまりにも毛もつれがひどい場合は、無理に自分で取ろうとせずに、トリミングサロンでお願いをした方がいいです。

余分にお金は掛かってしまいますが、犬への負担が少なくすみます。

 

シャンプーする時の注意点:

できれば肛門腺をシャンプー前に絞って出してあげましょう。

肛門腺とは肛門の辺にある臭腺のことで、たまり過ぎてしまうと破裂してしまうこともあるので、1〜3ヶ月に1回は絞るようにしましょう。

 

下記リンクは肛門腺の絞り方の画像が分かりやすく載っているので参考にしてください。

ただ、かなり強烈な匂いで目に入ると危険なので、直接見ないようにして慎重に行ってください。

 

参考リンク:

肛門腺の絞り方

 

また、なるべく目、口、鼻に水やシャンプーはいれないようにしましょう。

特に目にシャンプーは入りやすいので、最後にによくすすいであげてください。

 

まぶたを強制的に開いて温かいお湯を掛けながらパチパチまばたきをさせると、目の奥に入ったシャンプーもキレイに流せます。

シャンプーが目に残っていると、目をショボショボすることがあるので、その時は再度よく温かいお湯で流すようにしましょう。

 

Bathroom To A Dog

泡シャンプーで時間短縮:

プロが活用している泡シャンプーは自宅でも簡単にできるので、ぜひともチャレンジしてほしいシャンプー方法です。

 

泡シャンプーの3つのメリット:

  • シャンプーの量が少なくすむ
  • 汚れがキレイに落ちるから早く乾く
  • 皮膚や毛にダメージを与えないですむ

 

泡シャンプーはメリットも多く、犬のスタンダードなシャンプーの仕方になっています。

関連記事にに詳しく泡シャンプーの仕方が書いてあるので、是非チャレンジしてみてください。

関連記事>>>プロが教える正しい犬のシャンプーの仕方!泡シャンプーがオススメの理由


コンディショナーも活用する:

シャンプーだけで洗ってしまう方もいるとは思いますが、人間と一緒でシャンプーだけだと毛がバサバサになってしまうので、コンディショナーを使用して毛の表面を保護してあげることが大切です。

 

乾かし終わった後の毛の状態が全然違うので、シャンプーとコンディショナーはセットで使うようにしましょう。

 

しっかりと洗い流す:

皮膚病の原因になってしまうのが、シャンプーの洗い残しです。

犬用のシャンプーとは言え、シャンプーが皮膚に残っていると皮膚の弱い子は皮膚荒れなどの原因や、シャンプーが残っていると乾かすのが非常に遅くなってしまうので、ヌメリが取れるくらいしっかりと落としてあげましょう。

 

また、犬用のシャンプーはpHが人の肌と違うので、人間の手もよく洗い流すようにしないと、かゆくなったりするので注意必要です。 

 

シャンプー後に抜け毛が多い時

シャンプー後に抜け毛が多くても特に心配する必要はありません。

柴犬やコーギーは抜け毛が多いので、シャンプー後に抜け毛が大量に出るということは珍しくありません。

 

シャンプーで抜けてしまうくらいの毛は、生え変わりで抜ける必要がある毛のことがほとんどなので、柴犬などはシャンプー中に抜け毛が抜けたほうが、ブロー(乾かす時)に部屋中に飛び回る毛が少なくなるのでオススメです。

 

早く乾かすポイント:

洗い流したあとの処理は、早く乾かすために重要な作業です。

しっかり流せてないと乾かす時間が長くなってしまうので、体の余分な水は手で絞ってあげて、手足は軽く握って水気を少なくしましょう。

 

その後にタオルでしっかり水気を取ります。

タオルで水気を取る作業を適当にやってしまうと、乾かす作業が非常に時間がかかってしまい、犬も人間も負担が大きくなるので、タオルで水気を取る作業は入念に行います。

 

ブローのポイント:

ブローをする場所は犬が簡単に降りれないような高い場所で行うと、犬がおとなしくしてくれるので、作業が非常にスムーズに行えます。

トリミングサロンでは、犬は人の腰くらいの高い台に犬を乗せて作業をしているのは、犬がおとなしくなる効果もあるためです。

 

ブローはドライヤーを当てながらスリッカーブラシを動かします。

下記参考動画を見るとスリッカーブラシの使い方が分かりやすいです。


ワンちゃんブロー動画(犬猫専門動物病院ガルファー)

 

スリッカーブラシは素早く動かしつつ、乾いたら次の箇所にドライヤーを当てていきます。

人間のようにドライヤーを振って、風を散らしながらのブローは効率が悪いので、1点を確実に乾かして次の箇所にドライヤーとスリッカーブラシを移動させましょう。

 

ブローで絶対にしてはいけないこと:

タオルとドライヤーだけで乾かさないようにしましょう!:

特にトイプードルは絶対に止めてください。

毛もつれの原因になってしまい、素人では取れないような毛もつれになってしまうこともあります。

 

そうなると、トリミングサロンで毛もつれ取る高い金額を払うことになります。

 犬の負担も大きく、毛もつれをとる時に怪我につながることがあるので、必ずドライヤーとスリッカーブラシを使って乾かしてください。

 

結局、タオルとドライヤーよりも、スリッカーブラシを使用しながらドライヤーを当てが方が乾かす時間が圧倒的に早いです。

効率良く乾かすなら面倒でもドライヤーとスリッカーブラシを使用しましょう。

 

犬を濡れたままにしてはダメ:

少し濡れている状態の半乾きのまま放置すると菌が繁殖しやすい環境になってしまい、皮膚病の原因になってしまうことがあります。

お客さんの話を聞いていると、少し乾かして放置する飼い主さんは案外多いので注意が必要です。

 

半乾きも毛もつれの原因にもなるので、しっかりとドライヤーとスリッカーブラシで全体を乾かすようにしましょう。

 

早く乾かすための道後:

スリッカーブラシ:

犬を早く乾かすための基本中の基本の道具です。

プロはこのスリッカーブラシとドライヤーだけで短時間で乾かすことができます。

乾かすことから抜け毛を除去するまで、幅広い用途があるので持っていない場合は用意をしておきましょう。

 

オススメはソフトスリッカーです。

中毛〜長毛まで幅広い犬種に使えるスリッカーブラシなので、1本持っておくと便利です。

クッション部分が柔らかいので、皮膚を傷つけにくくブラッシングをすることができます。

もう一つハードスリッカーがありますが、クッションの部分が少し固めなので毛もつれを取りやすいのですが、当たりが強いため力が強いと皮膚を傷つけてしまうこともあるので、お家でシャンプーをする分のはソフトスリッカーが万能で使いやすいです。

 

ラバーブラシ:

フレンチブルドッグやパグなどの短毛の犬種にオススメなのがラバーブラシです。

スリッカーブラシだとピンが長く、短毛の犬種には使いにくいのですが、ラバーブラシの場合はゴムで出来ているので、ドライヤーを当てながらゴシゴシすれば早く乾かすことができます。

 

また、抜け毛もスリッカーブラシより効果的に除去することができるので、短毛の犬種を飼われている方はラバーブラシがあると便利です。

 

 人気の犬用ドライヤー:

ドライヤーは人間の美容室でも使用している風が強力なノビーのドライヤーがコスパもよくオススメです。

トリミングサロンでもノビーのドライヤーだけで乾かしているお店もあるくらい、非常に優秀なドライヤーなので、ブローの時間短縮をしたい飼い主さんにはオススメのドライヤーです。

 

犬用だけではなく人の髪を乾かすことも短時間でできるので、普段使いとしても活用できます。

 

ドライヤーを変えるだけで世界が変わります。

 

ただ、1500wなのでブレーカーが落ちないように、ドライヤーだけでコンセントの電力を使う必要があります。

 

 マイクロファイバータオル:

通常のタオルより吸水率が高く、多くの水分を素早く吸い取るので早く乾かすための必須アイテムとも言えます。

犬専用のマイクロファイバーを買っても、そこまで高くないのでスピード重視の方は用意しておきましょう。

 

 

最強の時間短縮の道具:

最強の時間短縮の道具をここでご紹介したいと思います。

お店で導入してブローの時間が半分になった、最強の時間短縮の道具の「ドラゴンペッカリー」です。

 

一度使ったら手放せない溺愛している道具の一つです。

ペッカリー無しでブローをすることは考えられません。

 

 最近のトリミングサロンの主流となりつつあるホースドライヤーと呼ばれる商品です。

その中でもドラゴンペッカリーが風量が圧倒的で、柴犬や大型犬でも30分ほどあれば乾かすことができます。

もともとはアメリカで主流になっているホースドライヤーが、最近日本のトリミングサロンでもブームになっていきました。

 

ドラゴンペッカリーでは乾かすというより、水気を吹き飛ばすというイメージが近いです。

スリッカーブラシを使わなくても乾くので、肌に優しく乾かすことができます。

プードルの毛もスリッカーを使わなくてもかなり伸ばすことができ、短時間で乾かすことができます。

 

ただ、完璧には毛が伸びないので最後には少しスリッカーをかける必要がありますが、それでもスリッカーを使う時間は半分以下で済みます。

 

これがあればスリッカーブラシをしなくても素早く乾かすことができるので、体力は一切使わず乾かすことができます。

今まで時間が掛かって体力的にも大変ということで、トリミングサロンに出されていた飼い主さんは多いと思いますが、このドラゴンペッカリーがあれば家で短時間で乾かすことができるのでトリミング代を浮かすことができます。

 

ドラゴンペッカリーがオススメな飼い主さん

  • 多頭飼い
  • 大型犬
  • 柴犬・コーギーなど乾きにくい犬種
  • 2週間に一度はシャンプーする
  • とにかく時間短縮をしたい

どれかに当てはまっていれば、ドラゴンペッカリーを買っても1〜2年で元は十分に取れるはずです。

 

ただ、注意をしてほしいのが、風量が強烈なので音がうるさいです。

壁が薄い家でドラゴンペッカリーを使用すれば近所迷惑になるので注意が必要です。

電源は1400wなので家庭用のコンセントでも使用できますが、ブレーカーが落ちないようにだけ注意してください。

ノビーのドライヤーよりワット数が少ないので、ノビーで乾かすより電気代は多少安いはずです。

 

風量と温風の調整ができるのがドラゴンペッカリーのみで、イオン同時に発生させています。

 

一つランクの下のハイパーペッカリーは風量の調整のみですが、機能を絞っているので値段もコチラのほうが安いです。

 

 

オススメの犬用シャンプーブランド:

 私が経営しているトリミングサロンで使用している、APDCティーツリーシャンプーをオススメします。

ハーブのシャンプーで刺激がそこまで強いシャンプーではないので、肌の弱い犬にも汚れを落としつつキレイに洗い上げることができます。

 

香りの持続力も他の犬用シャンプーより長く、無理に作られた香りではなく爽やかなハーブの香りがするので女性の評判が非常に高いシャンプーです。

全国のトリミングサロンでも多く使われているのがこのAPDCなので、プロが認めるシャンプーとも言えます。

 

 

 より詳しくAPDCティーツリーシャンプーについて知りたい方は、下記リンクに詳しく書いてありますので、よかったら読んでみてください。

関連記事>>>トリマーが超絶オススメする最高の犬用シャンプー!一度使ったら手放せなくなる!

 

まとめ:

お家で犬を洗うのは大変な作業ですが、プロが試している方法を実践すれば素早く乾かす事ができます。

また、道具も非常に重要なポイントなので、素早く乾かしたい人は道具も工夫してみることもオススメします。

 

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