犬猫のフィラリア症は100%防げる!症状や原因、治療法を知って早期発見をしよう。
夏は蚊が大量に発生する時期でもあり、フィラリアの心配が犬猫ともにあります。
ただ、フィラリアという言葉は漠然と聞いたことがあるけど、詳しくは分からなという方もいらっしゃると思います。
そんな犬猫のフィラリア症について予防と対策について書いていきたいと思います。
フィラリア症とは:
フィラリアの幼虫が体内にいる蚊が、犬猫の血を吸った時にフィラリアの幼虫を犬の体内へ感染させてしまう病気のことです。
フィラリアの成虫は30cm程の糸状の寄生虫で、主に心臓や肺に寄生をするので、外見からフィラリアに感染しているかどうかを判断するのは困難です。ただ、フィラリアの症状を知っていることで、フィラリアの早期発見に繋がります。
犬のフィラリアは認知度が高いのですが、猫フィラリアは無症状のことが多いため、気づいた時には突然死の原因になっていることもあります。
犬から猫にうつる病気でもあるので、犬猫をお家で飼われている方は、しっかりと対策をした方がいいでしょう。
犬のフィラリア症状:
感染してしばらくは無症状ですが、数年経つと徐々に症状が現れてきます。
以下がフィラリア症よくある症状です。
初期症状:
- 頻繁に咳が出ることがある
- 運動していないのに息が深い
- 息を吸う時に浅く早く吸う
- 元気がなくなり散歩を嫌がるようになる
- 散歩へ行くとフラフラ歩くようになる
中期症状:
- 食欲不振
- 貧血
- 血尿
- 嘔吐
- 以前よりお腹が膨らんでいる(腹水)
- 運動をして失神をする
- 寝てばかりいる
後期症状:
- 心臓や肺などの内臓器が機能不全となり、苦しんで亡くなる
猫のフィラリア症状:
猫の場合、寄生するフィラリアの数が少なく、脳へ寄生することが犬よりも多いため、検査で見つけることが難しいです。
猫は犬より心臓も小さいため、心臓への負担が大きく、少ない数のフィラリアでも命の危険があります。
- 頻繁に咳がでることがある
- 息苦しそうにしている
- 嘔吐
- 動くことを嫌がる
- 突然死
猫は寄生したフィラリアを免疫作用で攻撃をし、成虫が死んだ時に、呼吸器系の疾患や、元気だった猫が突然死をすることもあります。
フィラリア症の予防方法:
フィラリアは予防すれば100%防げる病気です。
蚊から感染する寄生虫なので、蚊が出る時期に予防薬を飲ませるようにしましょう。
地域によって蚊の出る時期が異なるので、一概に何月から何月と言えませんが、蚊が出始めたと感じて1ヶ月後から予防薬を投薬していきましょう。すぐあげても効果があまりないので1カ月後からで問題ありません。
予防薬を終わらせる時期は、蚊がいなくなったと感じてから1カ月後まで与えておくと安心です。
また、フィラリアの治療は一生治療が必要な位、長期的になることもあり、治療費が高額になることが多い病気でもあります。
予防薬をしっかりすることが最大の対策になることを心に留めておきましょう。
フィラリア症の治療方法:
一度でもフィラリア症に感染してしまうと、100%回復することは出来ず、少なからず臓器への負担があります。病気の進行度によっては助かる場合もあれば、助からない場合もあります。フィラリアの症状が出ている場合は早めに獣医に見てもらいましょう。
以下がフィラリアの治療法になります。
- 投薬で治療する
- 手術で成虫を摘出
高齢になった犬は、飼主が歳だからと勘違いをして、気づかない場合があるので、年のせいにはせず、動物病院に検査に行くことをオススメします。
最後に:
フィラリアは感染してしまうと怖い病気ですが、感染する前に予防をすればしっかりと防げる病気です。
フィラリアの症状が出ている場合は、早めに獣医に連れていくことをオススメします。
以上、犬猫のフィラリア症は100%防げる!症状や原因、治療法を知って早期発見をしよう。でした。