犬の散歩中の引張グセのしつけは胴輪ではなくハーフチョークを使おう
散歩をすると嬉しすぎてドンドン飼い主さんを引っ張って突っ走る犬を見ることがありますが、突然自転車や車が飛び出して事故が起きてしまうかもしれません。
危ないことが起きる可能性がある、引っ張りグセは胴輪ではなくハーフチョークをつかってしつけをしましょう!
- 引っ張りグセは絶対に直る:
- 引っ張りグセは色々なリスクがある:
- 問題行動の一例:
- 胴輪がしつけに向いていない理由:
- パグやフレンチブルドッグなどは胴輪の方がいい場合も:
- 引張グセのしつけは「ハーフチョーク」を使う
- ハーフチョークの使い方:
- ハーフチョークの効果:
- ハーフチョークの3つの特徴
- 引っ張りグセの直し方:
- 何度も何度も繰り返すことが大事:
- なかなかクセが改善されなくてもバカと思わないでください:
- ハーフチョーク首輪で問題行動が改善されたら:
- 最後に:
引っ張りグセは絶対に直る:
引っ張りグセを直そうとしても直らなかったり、そもそも直そうとしていない飼い主さんも少なくないと思います。
飼い主さんが絶対に直すという信念さえ忘れなければ、引っ張りグセは必ず直るクセです。
しかし、しつけをしなければ治るものも治りません。しつけは諦めないで根気よく行うことが大事です。
引っ張りグセは色々なリスクがある:
引っ張りグセがある犬は、車に轢かれるリスクもありますが、それ以上に飼い主さんが愛犬をコントロール出来ていないことが最大の問題になってきます。
犬は自分の好きな方向に散歩をすることで、飼い主さんを引っ張っていってるリーダーと勘違いをして、問題行動を起こすリスクが出てきます。
問題行動の一例:
飼い主さんに対して反抗的になり、お座りやマテなどの基本的なことを聞かなくなったり、少し嫌なことをされると唸ったり噛み付いてくることもあります。
しつけの観点から飼い主さんは愛犬のリーダーでなければならず、その順位が崩れてしまうとこのような問題行動を引き起こす可能性があるので、散歩からしっかりとしつけをするべく、引っ張りグセは直したほうがいいと言えます。
胴輪がしつけに向いていない理由:
首輪が可哀想だから胴輪にしている飼い主さんは少なくないと思います。
しかし、胴輪はしつけには向いていない道具なのでオススメしていません。
なぜ、胴輪がしつけに向いていないかというと、首輪なら引っ張ると首にショックを与えることが出来るので、人間がコントロールしやすいですが、胴輪だと引っ張ってショックを与えても体で分散されしまい、ショックの効果があまりなくなってしまいます。
しつけでは、犬に「ダメなことはダメ」と分からせてあげる必要があるので、ショックを与えられない胴輪は、ダメなことに気づけないということになってしまいます。
ただし、パグやフレンチブルドッグなどの鼻の短い短吻種は、胴輪の方がいい場合もあります。
パグやフレンチブルドッグなどは胴輪の方がいい場合も:
パグやフレンチブルドッグは、首が太いため首輪だとすぐに抜けてしまうこともあり、逆に危ないので、胴輪のほうが安全です。
そのため、胴輪とハーフチョークの首輪2つ使って、しつけを行うことをオススメします。
それ以外は通常の首輪よりハーフチョークの方がショックが首に伝わりやすいので、なるべくハーフチョークで覚えせることが、問題行動改善の近道とも言えます。
引張グセのしつけは「ハーフチョーク」を使う
ハーフチョークとは、首輪の一部がチェーンになっていて、引っ張ったりすると首周りに負荷が掛かるような構造になっているので、犬が引っ張ると苦しくなるので、引張グセが改善される首輪です。
可哀想と思う人もいるかもしれませんが、引張グセが原因で事故にあって死んでしまう方が可愛そうなので、心を鬼にしてしつけに望んでください。
もちろん、引張グセが改善されれば、元の首輪に戻してもいいと思います。
ハーフチョークの使い方:
ハーフチョークの使い方は、以下の動画に詳しく解説されているので参考にしてみてください。
『ASHU ハーフチョーク』お散歩しつけ・トレーニング用 つけ方・使い方も紹介
ハーフチョークの効果:
引っ張ると自然に首がきつくなるので引っ張らなくなる
引っ張ると首の部分が小さくなるので、犬が引っ張ろうとすると首に負荷がかかるようになり、引っ張ると苦しくなるということを学習して引張グセをやめさせることができます。
ただ、首に負荷が掛かっても興奮状態になってしまうと、首が締まってることを忘れて引っ張る犬もいるので、ハーフチョークでショックを与えるようにしましょう。
首にショックを与えてダメなことを分からせる
リードを素早く引っ張って、ショックを与えることで驚いてダメなことを学習していきます。
引張グセやムダボエなどの問題行動が起きたら、首にショックを与えてダメなことを分からせてあげましょう。
チェーンの擦れる音でコントロールできる
上の2つができるようになると、チェーンの素早く引っ張らなくてもチェーンの擦れる音でダメなことを判断するようになります。
ここまでくれば、ハーフチョークを使いこなしていると言ってもい良いと思います。
ハーフチョークの3つの特徴
- 首にショックを与えてダメなことを分からせる
- チェーンの擦れる音でコントロール
- 引っ張ると自然に首がきつくなるので引っ張らなくなる
引っ張りグセの直し方:
ハーフチョーク首輪で引っ張りグセを直す:
ハーフチョークとは首輪の半分が鎖になっていて、引っ張ると首にショックを与えることができるので、引っ張ろうとしたらリードを引っ張って首にショックを与えることによって、引っ張るとビックリするから学習をして止めます。
軽いショックで全然聞いていない場合は、徐々にショックを強くして効果が現れる適度な強さを加えてあげることが大切です。
最初は可哀想と思いますが、しつけがされていない方が犬にとっては可哀想なことなので、しっかりしつけをすれば引っ張りグセがなくなるので、最初だけ飼い主さんも我慢が必要になってきます。
突然の方向転換で引っ張りグセを直す:
散歩中に犬が好きな方向へ行く場合は、飼い主さんがリード出来ていないので、進んでいた方向と逆方向へ突然歩き出すようにしましょう。
それを繰り返すと、犬は飼い主さんをみて動くようになるので、飼い主さんがリードして散歩をするという認識が生まれてきます。
本来、散歩は飼い主さんがリードするべきなので、犬が行きたい方向に自由に活かせるのではなく、飼い主さんが犬に行っても良い方向をコントロールしましょう。
吠えたり興奮状態になるクセを直す:
引っ張りグセだけではなく、散歩中に他の犬を見て吠えたり興奮をする犬もいますが、その場合も、ハーフチョークでショックを与えてダメなことを教えてあげましょう。
引っ張りグセと同様に、軽いショックで直らない場合は、強いショックを与えて覚えてもらうようにしましょう。人間の世界のルールを守らせてあげることが、よりよい犬と人間の生活が送れるはずです。
やめて欲しいクセはハーフチョーク+ショックで何でも直る:
引っ張りグセや吠えたり興奮状態になることを止めさせる他にも、拾い食いやしては行けない場所へのオシッコも上記の内容で直すことができます。
たいていの散歩中の問題行動はこれで解決できるはずです。
何度も何度も繰り返すことが大事:
引っ張りグセをやめさせるのには根気が必要になってきます。数日で覚えさせようとして焦っては逆効果なので数ヶ月かけてゆっくり覚えさせていくことが大切です。
絶対に直すという強い信念と引っ張ってショックを与えることが可哀想という気持ちも出てくるとは思いますが、しつけはその子の為にやっていることです。
可哀想だから、なかなか直らないからといって、途中で止めてしまう飼い主さんも少なくありません。
なかなか直らない場合、しつけの方法が間違っているかもしれません。
犬との接し方や力加減など、犬はさまざまな部分を見て飼い主さんとの距離感や関係性を見ています。
私たちが考えている以上に、犬は私たちのことを目で見て判断しています。
なかなかクセが改善されなくてもバカと思わないでください:
犬も人間と一緒で得意不得意が必ずあり、なかなか引っ張りグセなどが改善しなくても、愛犬をバカだと思わないであげて下さい。
根気よく続けても効果が表れない場合は、違う方法でクセを改善させるようにしましょう。しつけの方法も多種多様にあるので、その子にあった方法を見つけてあげるのも飼い主さんの大切な役割です。
ハーフチョーク首輪で問題行動が改善されたら:
ハーフチョーク首輪で問題行動が改善されたら、通常の首輪に戻しても問題はありません。
ただ、しつけは改善されてからも継続して続けることが大事で、昨日は引っ張ったらショックがあったのに、今日は引っ張ってもショックがないとなると、犬はまた引っ張りグセなどの問題行動が再発してしまう可能性が高いです。
また、いつも同じ人が散歩に行っていれば、継続してしつけを出来ると思いますが、家族で他の人が散歩に行った時も、同様にショックを与えるなどのしつけを行うことが大事です。
家族によって、お母さんは厳しいのに、お父さんなら引っ張っても大丈夫、となってしまうと、せっかく覚えても次の日には効果が薄れてしまうので、家族全員でしつけを行うことが大事になってきます。
最後に:
人と一緒に生活する上で、散歩中の問題行動は飼い主さんからしたら特に直したいものだと思います。しっかりとした知識と、それを行動する行動力があれば、しっかりとしたしつけを行うことが出来ます。是非今日から試してみてください。
以上、引っ張りグセのある犬に胴輪は絶対ダメ!引っ張りグセや散歩中に止めて欲しいクセがある犬にオススメなしつけ方法を伝授しますでした。