犬猫生活

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元ペットショップ店員で今はトリミングサロン経営。愛玩動物飼養管理士1級保有のトリマーが犬猫のこと書きます。

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犬の散歩の目的は運動の為だけじゃない!散歩には色々な目的があるって知ってました?

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puppy犬の散歩は運動をするためだけに行く必要がある」と勘違いされている飼い主さんは少なくなく、もしかして、その散歩の仕方は間違っていませんか?

 

散歩の理由を知れば、なぜ散歩に行く必要があり、犬にとっての正しい散歩の仕方を知ることができます。

これから犬を飼う人、既に愛犬と一緒に生活をしている人は、犬の散歩について確認をしてみてください。

 

犬の散歩は気分転換のため

犬は人間と違い、自分の意志では外へ行くことができないため、気分転換に散歩に連れて行ってあげることが本来の目的です。

犬の散歩は「運動」よりも「気分転換」のために行くと考えておくと、散歩に対するイメージが変わると思います。

 

飼い主さんが犬の散歩の目的を「運動」としてしまうと、ただ歩くだけや走らせるだけの散歩になってしまうことがあり、愛犬が匂いを嗅ぎたい時も嗅がせなかったらストレスになってしまいます。

 

散歩に行くときは、愛犬に電柱のオシッコの匂いや、草花のを嗅がせたりしながら、ゆっくりと散歩をしてあげることが理想的です。

もちろん、運動量の多い犬種の場合、走ることが大好きな犬は思いっきり走らせて上げることでストレス発散に繋がります。

犬の犬種や性格に合わせて散歩の方法を飼い主さんが判断してあげましょう。

 

ただし、犬の意思で自由な場所へ行かせてしまうと、しつけの面や安全面でも良くないので、あくまで散歩は飼い主さん主導で愛犬をリードしてあげることが大切です。

 

また、公園や草が多いような場所を散歩する場合は、しっかりとノミ・ダニ対策をしないと、愛犬にノミ・ダニが大量に寄生をしてする可能性が高くなるので注意して下さい。

ノミ・ダニ対策は下記関連記事に書いてあるので、参考にしてみてくださいね。

関連記事>>>犬猫の天敵!ノミ・マダニの徹底対策&治療方法!

関連記事>>>ノミ・ダニ対策でフロントラインプラスを激安で買う方法!獣医に行かなくてもフロントラインが安く手に入る時代!

 

色々な匂いを嗅ぐため

犬は目で認識するよりも匂いで認識する能力が発達しているため、鼻を使って色々な情報を知ることができます。

外に出ると、草や花などの匂いや、他の犬の匂いなど様々な匂いが飛び交っていて、それらを五感を感じてストレスを発散しています。

 

他の犬との交流

多頭飼いをしている方は少数派なので、犬同士の交流は散歩の時にしか出来ないことは多いと思います。

犬が好きな犬の場合、他の犬と交流できる散歩は、運動以上にストレス発散できる方法です。

ただ、メスはヒート(発情)があるため、その期間はオス犬との遊ばせたりするのは妊娠の可能性もあるので、子供を産ませない場合は止めましょう。

 

オシッコやウンチのため

特に日本犬に多いのですが、犬は自分の家ではおしっこやウンチをしない習性があり、外ではないこともあるので、オシッコやウンチのために散歩に連れて行っている飼い主さんも多いです。

 

ただ、マナーとしては家でオシッコやウンチを済ませてから、散歩に出ることが理想的ですが、なかなか上手いこと家で出来ない場合が多いです。

外でオシッコやウンチを済ませる場合は、必ず消臭スプレーとうんち袋などで用を足した後は処理をするようにしましょう。

関連記事>>>いま大人気の柴犬の意外と知らない性格について

 

老犬こそ毎日散歩をした方がいい

老犬になると一日中寝てばかりで、散歩の頻度が減りがちですが、老犬こそ毎日散歩に行ったほうがいいです。

なぜなら、歩かないと足腰が弱くなってしまい、歩けなくなってしまい体力が落ちてしまい、病気がちになってしまいます。

 

長生きをしているワンちゃんは、18歳でも100mくらいの短い距離ですが毎日散歩をしていて、18歳には見えないパワーを持っています。

無理に長い距離を歩かせる必要はないので、愛犬が満足する程度の距離で十分です。愛犬に長生きをして欲しいなら、ぜひ少しでもいいので散歩に連れて行ってあげてください。

関連記事>>>間違いだらけの老犬のドッグフード選び方と与え方、何も食べない時の対処法を徹底的に解説します

 

正しい散歩の仕方

想像していたよりも散歩には色々な理由があったと思います。

犬が嗅ぎたいと思った箇所は、なるべく嗅がせてあげることで、ストレス発散ができます。

 

ただ、全て犬主導にしてしまうと、勝手な場所に突然向かったりすることもあるので、飼い主さんがコントロールすることが大事です。

 

歩くだけではなく、一緒に走ったりしても、普段と違う感覚になり、愛犬も楽しい気分になるはずです。

散歩も少し工夫をするだけでも、犬にとっても飼い主さんにとっても特別な時間になっていきます。

関連記事>>>引っ張りグセのある犬に胴輪は絶対ダメ!引っ張りグセや散歩中に止めて欲しいクセがある犬にオススメなしつけ方法を伝授します。

  

大型犬でも沢山の散歩は必要ない?

大型犬だから自転車で1時間も走りっぱなしという方もいるようですが、特別なスポーツをやっていない限りは足腰に負担が掛かるので止めたほうがいいです。

 

大型犬も30分〜60分くらいの散歩で十分気分転換ができるので、無理に走らせるよりも散歩を楽しむという感覚を大切にして下さい。

 

雨の日で散歩に行けない場合

雨の日だと散歩をお休みされる方もいるかもしれません。

犬にとっては食事の次くらいに楽しみである散歩がないのは、少し可愛そうなので、違う方法で気分転換をさせてあげましょう。

 

家の中で一緒に遊ぶ

おもちゃを使って一緒に遊んであげると、大喜びをするワンちゃんは多いと思います。

普段の生活で散歩はするけど、一緒に遊ぶということは少なくなりがちな方も、雨の日は家でおもちゃを使って遊ぶ日と決めてあげてもいいでしょう。

 

犬用カッパで散歩に行く

日本犬は外でしかオシッコなどをしないので、日本犬を飼われている方は雨の日でも欠かさず散歩に行く飼い主さんが多いです。

最近の犬用カッパは進化をしていて、着せやすく濡れる箇所も少ないものも多くなったので、雨の日も散歩に行かなければいけない人は犬用カッパで散歩をしてみるのもいいと思います。

 

しつけの時間にする

しつけは子犬時代だけではなく、成犬になっても老犬になっても大事です。

お座りやマテなどの指示も、しばらくやってなかったら忘れてしまうこともあるので、必要最低限のしつけの再確認をする時間にするのもいいと思います。しつけも飼い主さんと愛犬との大切なコミュニケーションの時間です。

 

まとめ

犬にとって散歩は、運動以上に大切なもので、ただ歩かせたり、走らせたりすればいいというものではありません。

本来の散歩の目的は運動と気分転換という2つの意味があるので、散歩の時間を作業と思わずに、一緒に楽しむ感覚で散歩に出かけるのが理想的です。

 

「散歩なんて歩けばいいんでしょ?」

 

そう考えている飼い主さんに、是非読んでもらいたいです。

良かったらシェアして散歩の目的を広げてください。

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