犬猫生活

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元ペットショップ店員で今はトリミングサロン経営。愛玩動物飼養管理士1級保有のトリマーが犬猫のこと書きます。

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チワワの性格、選び方、飼い方について元ペットショップ店員が0から教えます。

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Hannah the Chihuahua

 

人気犬種ランキングでトイプードルに次に人気の高いチワワ。

愛くるしい表情で見られたら衝動買いをしてしまった、という人も少なくありません。

しかし、小さくて可愛いチワワのイメージですが、裏の顔もあるのはご存知でしょうか?

そんなチワワについて元ペットショップ店員、現役トリマーの私がチワワについて掘り下げていきます。

 

 

チワワについて:

世界で一番小さい犬種とギネスで認定されているチワワですが、平均体重は1.5kg〜3kgほどです。

世界で一番小さいと言っても、個体差があるので中には4kg台のチワワもたまに見かけます。

 

チワワの生まれ故郷はメキシコで、神の使いの犬とされていました。

チワワにも種類があり、毛が長いロングコートと、毛が短いスムースがいます。

特に性格の差はありませんが、抜け毛が長いほうが気になるかもしれません。

雰囲気違うので、毛の長さ好みで決めていいでしょう。

 

チワワが人気の理由:

やはり一番は体が小さく、外のお出かけも気軽ですし、守ってあげたくなるような眼差しが人気の理由です。

チワワは人気犬種ランキング2位を維持しているくらい、日本では定番の人気犬種になっています。

 

抜け毛はありますが、カットの必要はなくお家でもシャンプーができるので、トイプードルよりもトリミングやドッグフードなどの毎月の費用が半分以下になるので、色々なコストが低い犬種とも言えます。

 

チワワの理想の可愛い顔の選び方:

チワワの美人の条件は、2つのポイントがあります。

 

  • マズル(鼻から口のあたり)が短い
  • アイラインがしっかり黒い

 

マズル(鼻)の長さが短いと、成犬になっても子犬のような可愛さが残り、アイラインや鼻の色素が黒々していと、顔の表情が豊かに見えます。

可愛い顔の見分け方はこの2つのポイントを意識すると、成犬になっても可愛らしい傾向があります。


下の子はマズルが短いので、成犬になっても子犬のような可愛さがあります。

ただ、アイラインと鼻の色素が薄いので、目鼻立ちが薄い印象があります。

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下の写真のチワワはアイラインの色素と、鼻の色素が薄い顔をしています。

Benito Chihuahua

 

下の子はアイラインや鼻の色素も黒いので、目鼻立ちがクッキリしているので、成犬になっても可愛い顔です。

Chihuahua portrait

 

チワワの性格:

チワワは他の犬種に比べて警戒心が強く、飼い主には甘えん坊ですが、知らない人には威嚇や噛んだりすることもあり、凶暴な一面もあります。 

打ち解けるまでに時間が掛かるのも特徴で、一度打ち解けてしまったら大人しくなる子も多いのがチワワです。

 

飼い主にすら攻撃性を持つ子もいて、その場合は犬に飼い主が下に見られてしまい、その結果噛まれたり、言うことを聞かないチワワになってしまいます。

小さい時のしつけの仕方が非常に大事になってくる犬種です。 

 

チワワのデメリット:

抜け毛があるので、服やスーツなどに毛が付くことを覚悟しましょう。

他にも気の強い性格のチワワは、しつけをすることが非常に難しく、優しくしてもダメだったり、強くしつけをしても逆効果になってしまう場合もあり、その子に合わせたしつけを行わないといけません。

 

人気ランキング上位の犬種ではありますが、性格によっては初心者が手軽に飼えるような犬種ではなくなります。

 

Tiny doggy 02

チワワの平均寿命:

チワワの平均寿命は他の犬種と比べて幅が広く、10歳から16歳ほどで、 他の犬種に比べて若干短い寿命とも言えます。

 

人間が無理に改良をした犬種ほど、寿命が短い傾向があり、もともとの犬本来の姿をした犬のほうが、寿命が長くなるのは自然なことなのかもしれません。

極端な例を挙げると、もともとの犬の姿から程遠いブルドッグの平均寿命は8〜10歳くらいなので、やはり改良を無理にする弊害は、寿命という長さにあらわれるのかもしれません。

 

チワワの選び方の注意点:

ペットショップの選び方:

チワワを選ぶ上で一番大事なのが、どのお店やブリーダーさんから飼うか、ということです。

信頼できる場所から飼うことが、トラブルを少なくする上で非常に大事で、中には劣悪な環境で飼育しているペットショップやブリーダーもあるので見分けることが大事です。

 

ペットショップ選びのポイントは清潔であることと、購入後の保障やサポートがしっかりしている所を選ぶことを意識しましょう。

他にも細かいポイントは、「 元ペットショップ店員が教える、子犬の選ぶ時に絶対に見るべき13個のポイント!」に書いてるので参考にしてみて下さい。

 

小さい子を選びたい場合:

小さいチワワを選びたい場合、足や顔の を見ると大きくなるかどうか分かります。

大きくなる子は、手足やマズルが太く立派なので、同じ月齢くらいで比較をすると分かりやすいと思います。

 

泉門(ペコ)の確認: 

頭のちょうどテッペン辺に、泉門(ペコ)と呼ばれる骨と骨の隙間が開いていることが非常に多いです。

骨で脳をガードされてない箇所になるので、押したりするのは絶対に止めましょう。

人間の赤ちゃんと一緒ですが、成長すれば自然とふさがっていきますが、ペコが大きい場合は、大きくなってもふさがらない場合があります。

頭に叩いたり、衝撃を与えないように注意をする必要があります。

 

鼻、肉球、アイラインは黒い方がいい:

鼻、肉球、アイラインは通常真っ黒であることが望ましいのですが、色素が薄くピンク色の犬も中にはいます。

黒色は紫外線から体を守るために黒くなっていますが、そこがピンクだと体を守る部分が弱いと言えます。

 

ただ、ピンク色だからといって病気になりやすいとか、体が弱いといったことではなく、理想としては黒色が望ましいということです。

色素が黒色で可愛い犬の場合は当然値段が高くなるので、そのあたりのバランスはとっても良いかもしれません。

 

性格は大きくならないと分からない:

ペットショップやブリーダーさんが大人しいと言っても、家に行ったら急にヤンチャになる場合もあるので、性格は環境の変化で大きく変わります。

ただ、オスよりメスのほうが落ち着いている可能性があり、オスのほうが元気いっぱいの傾向があるので、飼いたいと思う正確に合わせて性別で選んでみるのも一つの手です。

 

オスとメスの違い:

オスとメスでも性格に違いがあり、オスの方が攻撃性が高い場合が多く、メスの方が比較的大人しい場合があります。

性格の違いだけではなく、オスは自分の縄張りオシッコをかけて自分の臭いをつけて、自分の縄張りだとアピールします。

知らないところに行った場合、自分の臭いがなく不安になるので、本能的にオシッコをする場合があるので注意が必要です。

 

メスはマーキングはあまりしませんが、半年に1度ヒート(生理)があるので、その期間は血が出てきてしまうので、オムツなどで対応する必要があります。

また、妊娠のリスクもあるので、オスの犬と遊ばせる際はその辺りも注意をしておかないと子供が生まれてしまうかもしれません。

 

関連記事>>>オスとメス同じ犬でもぜんぜん違う!性別で分かる性格差やライフスタイルの違い 

   

チワワの値段相場:

チワワの値段はさまざまな理由によって増減しますが、平均相場は15万〜30万くらいです。

人気犬種なので可愛い子は値段が高くても、すぐに家族が決まる傾向があります

他にも毛色や性別などによっても値段が大きく変わる場合があります。

 

ただ、高ければ賢くていい犬ということではないので、選ぶ上ではフィーリングも大事な要素になってきます。

他にも、生後が若いほうが値段が高いですが、生後が半年以上経っている方が体調も安定してくるので飼いやすいケースが多いです。

 

チワワの飼い方:

社会化期の重要性:

子犬の時は社会化期と呼ばれる大切な時期になるので、その時に必ず、沢山の人や犬などと触れ合わせておきましょう。

この時期に人や犬との接触が少ないと、人や犬が嫌いで怖がったり噛んだりするようになる可能性があります。

 

社会化期は生後4週から13週となっていて、この時期に経験したことが、今後のその子の人生を左右するようになります。

ただ、社会化期を過ぎてからでも、時間は掛かりますが慣らすことはできます。

成犬でも老犬でも一生学ぶことで少しでも成長をすることができます。

 

しつけは簡単ではない:

チワワはしつけが他の犬種に比べて難しい傾向にあるので、飼う前からしつけに関する知識を色々と学んでおく必要があります。

一つの方法だけではなく、その子に合ったしつけ方法というのが必ずあるので、優しくするしつけ方法や、少し厳し目のしつけ方法も学んで色々試してみましょう。

 

犬の問題行動は飼い主の知識不足と技術不足が原因なので、その子に合わせたしつけ方法を見つけ出すことが一番大事です。

「この子はバカだからしつけは無理」と、飼い主さんが諦めてしまうことが一番の問題行動です。

 

初めてチワワを飼う人は以下の2冊を読んでおいて準備をしておきましょう。

ケースによってのしつけ方法が、根本的なしつけの方法など分かります。

また、しつけの仕方に型はないので、知識があればその子に合わせたアレンジをしてあげてもいいでしょう。

 

 

シャンプーについて:

シャンプーの頻度は月に1回で十分ですが、たまに人のように毎日シャンプーをしている飼い主さんもいます。

シャンプーのやり過ぎは、必要な皮脂まで落として乾燥肌になってしまい、フケや皮膚病の原因になってしまいます。

 

どうしても洗いたい場合、多くても2週間に1回のシャンプーにしておきましょう。

どうしても匂いが気になる場合は、部分洗いやグルーミングスプレーなどを使用するのもいいです。

 

 

関連記事では、口コミでも非常に人気が高いシャンプーをご紹介しています。

トリミングのお客さんからの評判も高く、家でシャンプーするお客さんは、自宅用に使っている方も非常に多いです。

関連記事>>>トリマーが超絶オススメする最高の犬用シャンプー!一度使ったら手放せなくなる!

 

犬のシャンプーの仕方は意外と知らない人が多いので、正しいシャンプーの仕方を解説しています。

犬シャンプーの仕方は泡シャンプーがオススメで、関連記事では泡シャンプーの仕方について解説しています。

関連記事>>>プロが教える正しい犬のシャンプーの仕方!泡シャンプーがオススメの理由

 

チワワのサマーカットは必要ない:

基本的にチワワはカットの必要がありません。

ただ、夏場に暑いからといった理由でサマーカットをする場合がありますが、サマーカットの場合バリカンを使用して短くします。

 

バリカンをしようすると毛が生えてこなくなる場合もあり、トリマーによっては 生えてこなくなる可能性を伝えないでバリカンでカットする場合があります。

チワワをサマーカットをする際は、毛が生えてこなくなる覚悟でカットするようにしましょう。 

サマーカットで毛が生えてこなくなるリスクや対処法を、下の関連記事で解説しています。

関連記事>>>犬をバリカンでカットしたら毛が生えなくなってしまうリスクと対策!サマーカットは要注意!?

 

夏場の暑さ対策:

犬は暑さに弱い生き物なので、夏場の対策をしっかり取っていればサマーカットをしなくても何ら問題ありません。

 関連記事では猛暑を乗り切りためのポイントを書いています。

関連記事>>>犬猫の暑さ対策はこれで完璧!サマーカットをしなくても夏を乗り切る方法!

 

散歩について:

体も小さく運動量はそこまで多くはないので、一日15分〜30分も散歩に行けば十分です。

自転車で引っ張りながら短時間の散歩では危ないのと意味がないので、しっかり時間をかけて歩くことが大切です。

雨の日で散歩に行けない場合、家で遊んであげるだけで十分な運動量になります。

 

また、散歩についても小さい頃から散歩に慣れさせておかないと、散歩嫌いで外に行くのを嫌がる子になってしまいます。

無理矢理ではなく、嫌がる場合は抱っこをしたり、最初は短時間の散歩をしたりするなど、少しずつ慣れさてあげることが大切です。

 

ノミ・ダニ対策について:

コンクリートが多い都心ではノミ・ダニはあまり見かけることはありませんが、公園や草むらなどにはノミ・ダニが潜んでいて、夏場にはよくノミやダニが付くことが非常に多いです。

 

対策さえしてしまえば怖くいはないので、事前に知識として入れておいて損はないと思います。

関連記事>>>犬猫の天敵!ノミ・マダニの徹底対策&治療方法!

 

チワワのドッグフードついて:

チワワは超小型犬でドッグフードが体に合っていないものだと、すぐに体に反応が出てきてしまいます。

チワワの場合、偏食であまり食べないことも多いので、チワワのドッグフードはグレイフリー(穀物不使用)のドッグフードがオススメです。

グレインフリーのドッグフードの場合、肉の含有率が高く、犬が本能的に求めている原材料なので、食いつきが非常に高いドッグフードです。

 

ドッグフード選びは慎重にしなければいけないですが、数百種類以上あるドッグフードから適切なドッグフードを選ぶのは大変です。

 

最近人気が出ているグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードについて、ランキング形式でまとめた記事になっているので、参考にしてみてください。

次の記事>>>グレインフリードッグフードのトリマーおすすめランキング!

 

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