間違いだらけの老犬のドッグフード選び方と与え方、何も食べない時の対処法を徹底的に解説します
老犬になると若い時とは違い色々な変化が出てきますが、注意をしたいのが老犬のドッグフード選び方です。
私自身は16歳のシーズーと暮らしている時に、何も食べないで苦労をしたポイントも含まれているので実践的な内容になっています。
老犬のドッグフードの選び方や与え方のポイントを挙げていきます。
シニア犬用のドッグフードを選べば間違いない?:
ほとんどの飼い主さんは、7,8歳を超えて老犬になったらシニア犬用のドッグフードに切り替えなければいけないと思っているのではないでしょうか。
人間でも若い人と高齢な人の食事は、量が違うだけで食べるものは変わらないですよね?
犬も一緒で成犬でも老犬でも、チワワでもゴールデンレトリーバーでも、本来はドッグフードの量を変えるだけで十分なのです。
しかし、メーカーは自分のドッグフードをいかに買ってもらうか工夫をしており、年齢別、犬種別などで飼い主さんに分かりやすく伝えるために細かく分けているだけです。
シニア用のドッグフードは、老犬になると骨が弱くなると言った理由で、グルコサミンなどのサプリが添加されているものもありますが、基本的には質の高いドッグフードを与えることのほうが大事です。
本当に良質なドッグフードは全犬種、全年齢対応しているものがほとんどで、質が悪いドッグフードほど犬種別、年齢別などの種類に分けています。
ドッグフード選びには、年齢も犬種も関係ありません。
本当に良質なドッグフードを見極めるポイントは原材料だけ見れば十分です。
以前書いた「プロが徹底的に教える良質なドッグフード選び方」に良質なドッグフードの選び方を解説しているので、良質なドッグフード選びを基礎から知りたい方は参考にしてみてくださいね。
老犬にはどれくらいの量のドッグフードを与えるのか?:
7歳を超えてくると若い時と比べ、運動量も少なくなるので、少しずつ与えるドッグフードの量を減らしていきます。
ただ、太らせすぎや痩せすぎは体に良くないので、ボディコンディションスコアで適正体重の確認をしてあげることが大切です。
ボディコンディションスコアについては下記リンクを参考にしてみてください。
BCS(ボディ・コンディション・スコア)でワンちゃんの体型をチェックしよう|犬の肥満と体型管理|教えて犬ノート 犬のお悩みスッキリ解決!
また、あまりにも食べない場合は少しの量で沢山のカロリーが取れるパピー用のフードを与えてみるのもいいでしょう。
他にも、粉ミルクをドライフードにふりかけてあげることでも、カロリーをしっかり摂ることができます。
1日2回ドッグフードを与える方が多いと思いますが、可能なら1日3回くらいに分けて与えるほうが、内臓の負担を軽くするのでオススメです。
なかなか仕事で出来ないということもあるので、無理にではなくできる範囲で行ってあげる気持ちが大切です。
老犬はアゴが弱いからドッグフードはふやかしたほうが良い?:
老犬になるとアゴが弱くなってしまい 、お湯でふやかしたり缶詰を与えたりしていませんか?
カリカリのドッグフードを食べなくなることもありますが、なるべくカリカリのドライフードを与えるほうが、歯石が付きにくくキレイ歯を維持することができます。
歯石がすでに付いてしまっている場合は、なるべく歯石を増やさないように対策をしてあげることが大切です。
若いときから柔らかいドッグフードを食べいる場合、歯石が歯全体についている犬もいて、痛くて硬いものが食べれないという場合もあるかと思います。
その場合、無理にカリカリのドッグフードを与えるのは可哀想なので、本人が食べられる缶詰などの柔らかいものを与えましょう。
関連記事>>>犬の口臭は歯石が原因!歯石取りにおすすめマウスクリーナー
カリカリのドライフードが食べれるうちは、必ずドライドッグフードを与えてあげるようにしましょう。
ドライのドッグフードを全く食べなくなってしまった場合:
13歳を超えた辺りから匂いの感覚も鈍ってくるので、今まで食べていたドライのドッグフードを食べなくなるといったことも出てきます。
私が飼っていた16歳シーズーは、今まで好き嫌いなく何でも食べていたのに、15歳頃から少しずつ食いつきが悪くなり、ドライのドッグフードを食べなくなってしまいました。
こうなってしまった場合は、とにかく食べてもらうことを最優先で考えましょう。
ドッグフードを食べない時の対処法
- 食いつきの良いグレインフリードッグフードに切り替える
- ドライフードに犬用の粉ミルクをふりかける
- ドライフードに茹でたササミをふりかける
- ドライフードをお湯でふやかす
- ドライフードに缶詰を少しのせる
- 缶詰のみで与える
- ササミのみで与える
1から下に向かって食べなくなったら実践をしていきましょう。
最初からササミのみで与えてしまったら、ドライのドッグフードを食べなくなってしまうので、7番のササミのみは最終手段と考えましょう。
できればササミのみは栄養やカロリーが不安なので、犬用ミルクと一緒に与えるなどして対策をしていきましょう。
また、ササミの代わりに缶詰を活用も有効です。
手軽に与えることもできるので、食べない場合は混ぜて食べさせてあげてください。
老犬にオススメのドライドッグフード:
もし老犬でドライドッグフードを食べなくなってしまったら、オススメできるドッグフードはグレインフリー(穀物不使用)ドッグフードです。
グレインフリーのドッグフードは肉の含有率が高いものが多いので、他のドッグフードに比べ食べる確率が高いです。
グレインフリーのドッグフードは、お肉が使われている量が非常に多いので、食いつきが非常に高く、犬が本能的に求めるドッグフードと言われています。
また、穀物を使用していないので、消化吸収が良いので老犬の場合はグレインフリーのドッグフードに切り替えることをオススメします。
ただ、肉を多く使用しているので、値段は通常のドッグフードより少し高い傾向にあるのがデメリットです。
関連記事>>>グレインフリーのドッグフード11種類の特徴まとめ!口コミやレビューでは本当に質の高いドッグフードは分からない!
グレインフリードッグフードの特徴
- 食いつきが良い
- 栄養バランスが優れている
- 消化吸収率が高い
下の関連記事の中で、グレインフリードッグフードのオススメランキング1位のドッグフードは、実際に老犬で全く食べなくなったシーズーに試してみたら食べるようになったので、老犬で食いつきが悪くなった子にはぜひ試してほしいドッグフードになっています。
関連記事>>>グレインフリードッグフードのトリマーおすすめランキング!
まとめ:
食べれるうちは出来るだけドライドッグフードを与えることによって、食べなくなった時の対処も楽になります。
ドッグフード選びはシニア犬にも食いつきの高いのグレインフリーのドッグフードを選ぶことで、あまりドッグフードを食べない場合はオススメできます。
若かった頃と違い、飼い主さん自身も色々と戸惑いが出てくるかもしれませんが、しっかりとその子と向き合ってあげましょう。